三井化学は5月20日、子会社サンメディカルと、松風の3社の間で、既存事業の歯科材料事業に関して業務・資本提携を行うと発表した。
現在、歯科材料事業を取り巻く環境は、医療費抑制政策の継続・強化と市場のグローバル化による競争激化などにより厳しい状況が続いている。3社は、業務・資本提携により、それぞれの得意分野を中心に経営資源の有効活用を進めることで事業力を強化し、企業価値を高めることで一致し、提携を行うことに合意した。
三井化学の素材開発力(モノマー、ポリマー合成など)を活用し、松風、サンメディカルが歯科材料分野での新製品開発を促進する。製品販売については、海外販売ネットワークのシナジー効果を追求する。生産合理化を目的として、生産技術の補完・共有などの検討を行う。