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日鉱金属/上期の金属加工製品生産見通しは17.29%減、短納期発注傾向強まる

2009年05月27日/SCM・経営

日鉱金属が5月26日発表した2009年上期の金属加工製品の生産予定によると、伸銅品1万6020トン(前年同期比16.14%減)、特殊鋼製品540トン(41.17%減)、合計では1万6560トン(17.29%減)となる見通し。

世界同時不況の影響を受け、昨年後半より大幅に受注が落ち込んでいたが、中国の景気刺激策の効果などを背景とし、3月以降は在庫調整が進み、6月には昨年ピーク時の約80%程度に回復する可能性も出てきた。

だが、需要の勢いは弱く、上期後半から下期にかけての見通しは極めて不透明という。このため、顧客各社が在庫を極力抑えながら、短納期で発注するという傾向が強まっている。

同社は、国内外のコイルセンターの少量・短納期デリバリ機能をフルに活用し、独自開発した高機能銅合金(コルソン系合金、ギガロイ、ハイパーりん青銅)から汎用品(黄銅錫メッキ品など)までの製品群をマーケットに供給する。

主力工場である倉見工場、中国現地法人の日鉱金属(蘇州)の精密圧延技術、日鉱富士電子でのメッキ、プレスを含めたグループの総合力を生かし、顧客要求に応じた材料の供給を行う方針だ。

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