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SGHD/3月期の売上高0.2%減、当期利益41億円

2009年06月01日/決算

SGホールディングスが5月28日に発表した2009年3月期決算によると売上高は8872億7700万円(前年同期比0.2%減)、営業利益219億8600万円(39.7%減)、経常利益は182億4800万円(42.2%減)、なおギャラクシーエアラインズにおける事業撤退損などの特別損失に計上したものの、当期利益は41億8800万円(前年同期は590億円の損失)となった。

デリバリー事業は、CO2排出権付き飛脚宅配便、飛脚特定信書便、飛脚機密文書リサイクル便といった新商品のリリースを始め、高付加価値輸送サービス「大型家具・家電設置輸送」「受取人確認配達
サービス」の本格稼動にした。

新たな事業領域へ参入のため、納品代行事業のワールドサプライをことし2月に買収した。一方で、配達体制の拡充を目的とし2006年10月より就航していたギャラクシーエアラインズは、収益改善の見通しが立たず、事業継続が困難と判断したため2008年9月に事業停止し、ことし3月17日に解散により、事業撤退損99億50百万円を特別損失に計上した。

その結果、デリバリー事業事業セグメントの営業収益は7767億5400万円(0.7%増)となった。

ロジスティクス事業は、外部環境の変化に迅速に対応できる事業基盤を構築のため、現場別の収支管理・生産性管理・提案力の強化を図った。

また、新規物流施設として東扇島営業所(関東地区)と春日井営業所(名古屋地区)を開設し、物流加工、航空貨物、国際物流等、ロジスティクスに係わるグループ内機能を集約し、国内外一貫物流サービスを提供できる体制を整え、積極的に営業推進を展開した。

しかし、国内外の極めて厳しい環境を反映して、既存顧客の出荷量低迷、退館顧客の増加や円高の影響による輸出貨物量の大幅な落ち込みにより、売上高が伸び悩んだことに加え、国内航空貨物事業の相当部分を、2007年10月よりロジスティクス事業からデリバリー事業に計上区分の変更を行ったことなどにより、売上高は、546億7300万円(18.8%減)となった。

その他の事業は、金融事業が、E-コレクト事業が堅調に推移したことから、営業収益は増加し、システム事業は、スキャニング事業は、大口顧客を獲得と販売管理システムなどの開発案件を受注するなど、堅調に推移した。不動産事業は、今年度より本格的に事業を開始し、2008年12月に賃貸物件を取得するなど、順調に事業拡大を図り、売上高は、558億4900万円と(9.7%増)となった。

2010年3月期の見通しは売上高8900億円(0.3%増)、営業利益300億円(36.5%増)、経常利益260億円(42.5%増)、当期利益110億円(2.6倍)を見込んでいる。

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