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ヒューテックノオリン/3月期の売上高0.3%減、当期利益49%増

2009年05月11日/決算

ヒューテックノオリンが5月11日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は316億8400万円(前年同期比0.3%減)、営業利益18億4300万円(5.6%増)、経常利益19億6700万円(6.3%増)、当期利益10億3800万円(49.4%増)となった。

稼働を開始した東京臨海支店第二センターや長野営業所での取扱物量の増加、チェーンストア物流での一部センターでの通過物量の増加などで増収となった。一方、前年度に連結子会社だった全農協同流通(今年4月1日付で全農青果サービスに統合)の保有株式をJA全農グループの政策要請に伴い売却したこと、連結子会社のヘルティーの運行管理業務を寄託者へ移管したことなどで全体的には微減収となった。

利益面では、新設拠点の稼働に伴う人件費や賃借料の増加、上期の原油価格の高騰に伴う燃料費などの増加はあったが、業務改善活動に注力したことなどによる費用削減が奏功し、増益となった。

事業別の状況は、運送事業の主力であるチェーンストア物流が順調に推移したが、既存支店(流通在庫型倉庫)の運輸部門の伸び悩みなどで、売上高は218億8400万円(増減なし)と横ばい。営業利益は倉庫事業との一体運営を行うことを考慮し、両事業の正確な経費配分の見直しを行った結果、27億3700万円(10.5%減)と大幅減益となった。

倉庫事業は中国製の冷凍ギョーザ中毒事件などの影響を完全に払拭するには至らなかったが、東京臨海支店第二センターなど新規施設の稼働や新規寄託者の獲得などで、営業収益は86億200万円(1.2%増)、営業利益は6億3900万円(172.2%増)と大幅増益となった。

来期は、新規顧客の獲得や、既存支店などでの配送効率の向上などで売上高323億円(1.9%増)、営業利益21億円(13.9%増)、経常利益21億5000万円(9.3%増)、当期利益11億8000万円(13.7%増)の見通し。

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