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東海運/3月期の売上高0.6%増、当期利益69%減

2009年05月12日/決算

東海運が5月12日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は405億4500万円(前年同期比0.6%増)、営業利益11億1500万円(34.6%減)、経常利益9億1900万円(45.5%減)、当期利益4億1200万円(69.0%減)の増収減益となった。

事業別の概況は、物流事業の国際貨物が、上期までは中国・東南アジア向けの海上コンテナの取扱、ロシア・CIS地域向けのパイプ・建設機械輸送の取扱量が順調だったが、下期以降はロシアへのプラント輸送などの需要が収縮し、ロシアの輸入関税の引上げやモンゴルでの需要減少なども重なり、中古車輸出の取扱量が減少した。

国内貨物は、産業廃棄物の輸送量は増加したものの、各業種の在庫調整と改正建築基準法の影響が払拭されず、セメント、セメント製品や各種建材関連の輸送量、倉庫関連における取扱量が減少した。物流事業全体の売上高は286億3800万円と1.0%増収となった。営業利益は17億1100万円と18.5%減。

海運事業では、内航セメント船の定期用船収入と環境関連の産業廃棄物等の取扱量が増加したものの、外航貨物船で2隻の用船解除し、外航貨物船を1隻売却した減収のほか、用船コストの増加などで売上高は113億9000万円と0.2%減の横ばい、営業利益は3億1800万円27.1%減の大幅減益となった。

不動産事業では、賃貸ビルのテナント異動などで売上高は5億1600万円と1.0%減、営業利益は3億6400万円と2.4%減となった。

来期は物流事業が売上高289億2700万円(1.0%増)、海運事業では105億3800万円(7.5%減)を見込み、売上高400億円(1.3%減)、営業利益7億1300万円(36.1%減)、経常利益7億4300万円(19.1%減)、当期利益2億7500万円(33.3%減)の見通し。

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