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日本鉄鋼連盟/5月の普通鋼鋼出荷40.6%減

2009年06月29日/調査・統計

日本鉄鋼連盟が6月29日に発表した5月の普通鋼鋼材需給速報によると、同月の普通鋼鋼材出荷は、国内向けは303万2000トンで前年同月比では207万6000トン・40.6%減と10ヵ月連続で減少した。反面前月比では7万5000トン・2.6%の増加となった。

輸出向けは128万7000トンと、67万5000万トン・34.4%減と7ヵ月連続で減少、前月比では10万9000トン・9.2%増と2ヵ月振りに増加。出荷合計では、275万1000トン・38.9%減の431万9000トンと8ヵ月連続で減少し、69年2月の414万4000トン以来の低水準となった。

メーカー・問屋在庫は、前月末比で27万9000トン・5.1%増の576万3000トンで、6ヵ月振りに増加。その内訳は、メーカー在庫が前月末比41万2000トン・10.4%増の436万1000トンとやはり6ヵ月振りで増加し、問屋在庫は13万3000トン・8.6%減の140万2000トンと5ヵ月連続で減少した。国内・輸出別では、国内向在庫が3万トン・0.6%減の486万5000トンと5ヵ月連続で減少し、2ヵ月連続の500万トン割れを記録。輸出船待在庫は31万トン・52.6%増の89万8000トンと3ヵ月振りで増加した。

在庫の増減は、在庫が前月末比で1万トン以上増加した種類は、鋼帯(幅600mm以上)が16万4000トン増の157万1000トン、小形棒鋼が6万1000トン増の58万5000トン、冷延広幅帯鋼が3万5000トン増の49万6000トン、亜鉛めっき鋼板が2万8000トン増の84万9000トン、冷延電気鋼帯が1万8000トン増の10万トンなど。前月比で1万トン以上減少した種類は、鋼管の4万トン減の44万1000トン、冷延鋼板の1万2000トン減の3万5000トンの2種だった。

月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の132.6%から0.8ポイント上昇し133.4%となった。これで7ヵ月連続で100%超となり、国内在庫率は前月末の165.6%から5.2ポイント低下して160.4%となったが、160%台は維持している。

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