三洋電機は8月4日、関西国際空港からの製品輸出に伴う陸上輸送を集約し、共同輸送する取り組みを開始すると発表した。
今回実施するのは、三洋電機の関西流通センター(東大阪市水走)を経由して、関西国際空港から海外へ輸出する製品の陸上輸送の効率化するもので、従来、物流各社に任せていた関西流通センターと関空間の輸送を、三洋電機が自社手配したトラックによる共同輸送に集約する。
<イメージ図(提供:三洋電機)>
この集約によって、同工程で約60%のCO2排出量の削減と、約63%の輸送コスト削減の実現を見込んでいる。テスト運行を7月22日から実施しており、改善しながら定着を図り、拡大展開を検討していくとしている。
輸送の効率化は、従来、1日平均4便のトラック輸送を1便に集約することで、トラック輸送に関わるCO2排出量を年間38.70トンから15.68トンに約60%削減できる。
さらに、トラック輸送に関わる物流コストは、年間で2700万円から1000万円に63%削減できるものと試算している。