バンテックは8月6日、3日より戦略輸送システム（V-Cubic）が本格稼動したと発表した。V-Cubic は、バンテックグループの事業所単位で運用されていた受注情報、配車情報を本社で一元的に管理・運用し、配車人員、事務工数と運行台数の削減などで効率的な輸送とタイムリーかつ詳細な損益管理を実現するもの。
＜集中配車センター＞
4月1日付で、オペレータ12名が勤務し、平均1200台／日の配車を担当する本社組織の「集中配車センター」を新設しており、今回のシステムの稼動に合わせてV-Cubicのオペレーションルームを本社内に開設した。
オペレーションルーム中央部に設置された大型マルチスクリーン（1.1m×3.7m）には配車・運行状況など自社の情報と道路・天候状況など運行管理上必要な外部の情報を表示・提供し、効率的な運行管理を行う。
12月からは、システムを通じて集計されたデータをもとに車両別・顧客別などの細かい損益管理、経理・人事等の社内システムと連動した迅速な損益データを経営に反映させる。
V-Cubic は、自動車部品物流の受注・配車システムから、今後は飲料などの自動車部品物流以外の輸送分野へ適用範囲を拡大しグループ企業へも展開する。
