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セイノーHD/輸送事業の売上高9.7%増、営業損失10億円

2009年08月13日/3PL・物流企業

セイノーホールディングスが8月13日発表した2010年3月期第1四半期決算によると輸送事業は、貨物輸送量の減少傾向を反映して、荷動きは低調に推移したが、西武運輸が連結子会社となったことにより、売上高は887億1000万円(9.7%増)となり、費用面では、効率化・変動費化によるコスト削減などに取り組んだものの、営業損失10億5800万円となった。

国内物量の減少のため、特積み業者の幹線輸送の共同運行に向けた求車求貨情報を提供する新会社「エコアライアンス」を6月に設立し、幹線輸送の効率化に取り組んだ。

中核の西濃運輸は、これまでの全国27ブロックの組織を15エリアに体制整備し、全ての面で迅速性を追求し、ロジスティクス事業を大きな柱へと育てるべく経営資源を優先的に投人するとともに、曜日別運行ダイヤの構築や閑散期ダイヤの編成、人員配置の見直しにより、費用コントロールを一層厳格した。

4月に子会社化した西武運輸との協業により、関東圏でのネットワークの強化、国内航空貨物事業の強化等に取り組んだ。

なお、セイノーホールディングスの全体の売上高は1138億4000万円(4.3%増)、営業損失3億4500万円(前年同期は営業利益4億200万円)、経常利益19億3100万円(5.3%減)、当期利益13億3500万円(10.3%減)となった。

通期の見通しは、売上高5000億円(15.3%増)、営業利益70億円(2.1倍)、経常利益160億円(59.7%増)、当期利益80億円(2.3倍)を見込んでいる。

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