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佐川急便/トラックに再生タイヤを導入

2009年09月17日/物流施設

佐川急便は9月17日、集配で使用するトラックへ再生タイヤ(リトレッドタイヤ)を導入すると発表した。

再生タイヤは、摩耗したタイヤを選別・加工し新品同様に蘇らせたタイヤで、回収したタイヤを検査により選別し、加工可能なものについてはトレッド(接地部分)を機械で削り、新たなトレッドを張り合わせることにより、新品並みの制動伝達能力を確保している。

新品タイヤに比べ製造に必要な石油を約68%削減できることなどが、再生タイヤ導入メリットとしてあげられる。佐川急便は、これらのメリットを生かすとともに、資源の有効利用による環境負荷低減にも大きな効果が期待できると考え、導入を決めた。

再生タイヤの安全性については、昨年9月に関東圏内の営業店にて2tトラックに再生タイヤを装着し、走行実験を実施。通常の新品タイヤと遜色なく使用できるとの結果を得ている。

本格導入は、走行実験と同様2tトラックの後輪に装着し、9月21日から関東圏内で開始し、2010年3月21日から全国の2tトラック(1万5000台)へ順次展開いていく。

同社は昨年度、2tトラックのタイヤ約1万1000本を新品タイヤに交換した。今年度も同数を交換する場合、再生率約45%と仮定して年間約4950本の再生タイヤでの運用が可能となる。環境負荷低減に加え、コスト面でも大きな効果が得られると同社は見ている。

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