曙ブレーキ工業は9月24日、独ボッシュの北米事業会社である北米ボッシュのブレーキ事業の一部を曙ブレーキ工業の米国法人であるAkebono Corporationを通じての事業譲渡（資産買収）契約を23日に締結したと発表した。
譲受ける対象事業は、北米ボッシュのファウンデーションブレーキ、ディスクローター、ブレーキドラム、コーナーモジュール事業の製造と販売に関する事業、商権で、売掛金、買掛金は引き継がない。
このうち生産拠点は、Clarksville工場（テネシー州）とColumbia工場（サウスカロライナ州）の2拠点と他生産拠点の製造設備で、譲受け対象事業の経営成績は、2009年12月期売上高予想が約5億8000万ドル、取得金額は1000万ドル。
北米ボッシュのブレーキ事業の一部を譲受けることで、北米地域全体におけるブレーキ過剰生産能力の適正化が推進可能となるとともに、ブレーキ専業メーカーとしてのノウハウを活用することで、競争力を一段と強化することが可能になる。
同時に、商権を譲受けることによる売上の大幅な増加が見込め、北米事業の売上、利益共々に大きな飛躍を期待している。
