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フェデックス/777型フレイター初号機納入

2009年09月25日/国際

フェデラルエクスプレスは9月25日、米ワシントン州エバレットで23日開催されたボーイング社のセレモニーで、同社初となる777型フレイターを受領したと発表した。

長距離航続性能を誇る777型フレイターの導入により、貨物搭載量を増大させながら短時間で主要マーケットとアジア、欧米のハブ間をつなぐことが可能となる。貨物の集荷締切時間の延長を実現する。アジアと米国を結ぶ路線の運航時間を、MD-11型フレイターと比較して1~3時間短縮する。

フェデックスは2010年4月までに4機の777型フレイターをアジア-米国路線に投入、2014年度末までに合計15機の777型フレイターを保有する予定。追加発注した15機の777型フレイターを2014~2019年度に受領するほか、15機のオプションを有している。

世界最大の双発貨物機である777型フレイターの貨物搭載量は21万5000ポンド(98トン)。航続距離は双発貨物機の中では最長の約6675マイル(約1万742km)で、米国の東海岸から西海岸までの距離の約3倍にあたる。同社の長距離路線向け主要航空機であるMD-11型フレイターと比較すると、航続距離は2400マイル(約3862km)以上延長、貨物搭載量は1万4000ポンド(約6.35トン)増大する。

ボーイングの最新市場予測によると、今後20年間にわたりアジア太平洋地域での航空貨物市場の伸びは平均で年率5.4%となり、同地域は長期的な航空貨物の成長で世界をリードする市場となることが
見込まれている。

現在、フェデックスは世界最多の650機超の機材を保有している。

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