GXSは、中国・香港でグローバル B2B eコマースの統合化プラットフォーム「GXS Trading Grid」を採用し、サプライチェーンB2Bシステム運用の自動化を達成した企業が2000社を超えたとを発表した。GXSの中国内の顧客数はこの3年半で倍増したとしている。
GXSのサービスを採用した中国市場の企業には、アルカテル・ルーセント上海ベルやアジア パルプアンドペーパー、BSteel Online Co. Ltdなどが含まれ、製造業、物流、小売など多岐の分野に渡り顧客数を伸長させた。中国国内では各種B2Bアウトソーシングサービスを中心にビジネスを 展開し、香港や上海に拠点を構えサポートを提供している。
顧客の中の1社、アルカテル・ルーセント上海ベル社は2008年にGXS Enterprise Gatewayを採用、同社のバックオフィスERPシステムと統合し、中国国内の主要顧客とのB2B電子商取引を確立した。これにより同社は、重要な製品情報や 顧客データをそのERPシステムと統合し、B2B環境におけるサプライチェーン処理の自動化を実現し、エラーの抑制、業務の効率化に成功した。
中国の企業でも輸出入量の増加に後押しされ、他分野の取引先やバイヤーに合わせてグローバルスタンダードとなるB2Bソリューションを導入する企業が増えている。
この動きをレイモンド ティ・GXSアジア太平洋地域担当バイスプレジデントは、「中国でB2B eコマースが勢いを増して活況を呈しているのは大変喜ばしい。中国で2000社超の大企業・中小企業の受注から支払いまでのB2Bプロセス自動化に協力できたことを光栄に思う」とコメントした。
