日本郵船は10月5日、環境対策の一環として三菱自動車工業製の次世代電気自動車「i-MiEV」2台の納車式を2日に本店ビルで行ったと発表した。2010年以降もグループで使用する業務用車を電気自動車に変更することを予定している。
2台のうち1台は本店オフィスと都内グループ会社間の業務用車として使用。走行距離から夜間充電で対応可能なため、普通自動車から切り替えることを決めたもので、残り1台は横浜支店で、オフィスと京浜地区の各港に停泊する自社の運航船舶との間の業務用に使用する。
電気自動車の導入で、CO2排出量の削減だけでなく、ランニングコストの削減も期待されている。デザインは運航している自動車専用船の船体と同様にオーロラカラーの配色とし、白地に青のグラデーションラインの車体となった。
日本郵船は昨年9月から丸の内エリア電気自動車設備実証実験に参加し、本店ビル地下2階に充電用の設備を設置している。本店オフィスと都内グループ会社間の業務用車はこの設備で充電する予定。
また、11月末までの2か月間に本店オフィスと都内のグループ会社間を往復する業務用車で従業員向け試乗会を実施する。