サンヨー食品とマルタイは10月22日、資本・業務提携に関する基本合意書を締結し、詳細な検討、協議を進めると発表した。
即席麺業界での資材価格の高騰、競争の激化に、サンヨー食品が推進している生産・物流体制の合理化・効率化を強化などの目的に、食品メーカーとの資本・業務提携の機会を模索していたもの。
マルタイは、福岡工場の新設移転計画を策定し、生産体制の見直しなど一層の経営効率化を目指していた。
資本提携は、マルタイが実施する第三者割当増資をサンヨー食品と西部瓦斯が引き受け、サンヨー食品は20%程度、西部瓦斯は現在保有するマルタイの株式と合わせて34%程度を目途としている。
業務提携については、2010年3月末を目途に生産体制、資材調達、物流体制、営業、販売協力に関する具体的な内容をまとめる。