バンテックは10月29日、新型インフルエンザの大流行(パンデミック)に備えた「事業継続ワークショップ」を開催し、今後、新型インフルエンザ発生時の事業継続計画を策定する。
このワークショップは、巨大地震などの大規模自然災害発生という緊急事態に直面した経営幹部が、円滑な事業継続のため、的確かつ迅速な判断能力を養うことを目的としたもの。
今回は新型インフルエンザ対応策の一つとして初めて開催するもので、本社の部長クラスとグループ会社の役員ら30人が参加した。
クロスロードと呼ばれるゲーム方式で行い、社内調査をもとに現実に起こりうる緊急事態を想定し、その対応について「はい」、「いいえ」の二者択一で意思決定するもの。
4つのグループに分かれた参加者全員がどちらかを選択し、選択した理由を討議してグループごとに発表し、緊迫する状況下における判断力を磨く内容。
「インフルエンザの感染を恐れて出社拒否をしている社員に出勤を命じるか否か」や「強毒化したインフルエンザの流行国にいる海外派遣社員の帰国を認めるか否か」など、全部で9つの設問を設けて議論した。