コーセーは10月30日、これまで自社運営してきた物流業務を日立物流と日立物流コラボネクストにアウトソーシングすることを決め、物流業務委託関係を結ぶスキームに移行することで、基本合意した。
これまで自社内のリソース(物流設備と業務運営体制)によって実現してきた物流機能を外部パートナーによるアウトソーシングに切り替え、コア事業である化粧品の製造販売に経営資源を集中させ経営効率の向上を図る。
さらに物流業務の品質向上、物流ニーズ変化への迅速な対応、物流の合理化による環境負荷の低減など、様々なメリットを狙っている。
今後は、今回合意に達したスキームに沿い、物流システム開発や業務設計など具体的な業務委託への取り組みに着手する。
スケジュールは、2010年度上期までに物流システムと業務設計を行い、2010年度下期にはモデル事業所の物流業務委託開始し、効果の検証後に順次委託を展開し、2011年度全物流業務の委託体制の整備を完了する。
社内物流拠点6か所(北海道、東北、狭山、名神、中四国、九州)の流通センター を委託先では北海道、関東、関西、九州の4拠点に集約する。