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全日空/国内線貨物売上高3.8%減、国際線貨物売上44.8%減

2009年10月30日/決算

全日本空輸が10月30日に発表した2010年3月期第2四半期業績によると、国内線貨物輸送重量は22万9000トン(前年同期比2.5%減)、売上高は158億円(3.8%減)、国内線郵便輸送重量は1万6000トン(16.2%減)、売上高17億円(14.5%減)、国際線貨物輸送重量は18万6000トン(5.5%減)、売上高は228億円(44.8%減)、国際線郵便輸送重量は9000トン(14.0%増)、売上高16億円(11.5%減)となった。

国内線貨物は、前年度下半期以降の景気後退に伴う機材小型化によって生産量減となるなか、輸送重量は前年同期を下回ったが、「ゆうパック」を含む宅配貨物は堅調に推移した。沖縄発着便は宅配貨物の比率が高く、前年同期を大きく上回る輸送重量を確保した。

国際線貨物は、前年度下半期から続いている世界的な景気後退により航空貨物需要が伸び悩んでいたが、ことし2月を底に輸送実績は徐々に回復の動きを見せており、中国の内需刺激策を受け、液晶関連部材や電子部品等の荷動きが回復。

中国線だけでなく部材・製品供給基地であるソウルや台北などのアジア路線における輸送重量が回復傾向を見せた。

貨物便ネットワークは、需要減少に対応するために低需要貨物便の減便を行い、収支改善に努める一方、需要の高い成田発貨物便の増便を図るとともに、中国・アジア方面に重点を置いた路線構成の特徴を活かし中国を中心とした需要増効果の取り込みを図った。

3月に資本参加した海外新聞普及への出資比率を高めて連結子会社化するとともに、8月にはオールエクスプレスと合併し、顧客から顧客への一貫輸送を行う国際エクスプレス輸送を強化した。4月から燃油特別付加運賃の改定期間を1か月ごろに変更し、燃油市況への連動性を高めた。

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