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ANA/第2四半期の国際線貨物売上高78%増の409億円

2010年10月29日/決算

全日本空輸が10月29日発表した2011年3月期の第2四半期決算によると、国際線貨物の売上高は409億円(前年同期比78.9%増)、国内線貨物は156億円(1.2%減)だった。

国際線貨物ては、液晶・半導体関連部材の荷動きが活発で中国路線・アジア路線が好調に推移し、ユーロ安の影響で欧州発日本向け貨物が増加した。

貨物便ネットワークは、夜間帯は沖縄貨物ハブネットワーク、昼間帯は日本とアジア間の直行便を運航し、局所的に需要の発生する地点・時期には機動的に貨物臨時便を設定することで、需要の取り込みを図った。

また、エクスプレス貨物の輸送を手がけるOCSは、9月より既存の国内線ネットワークと沖縄貨物ハブネットワークを活用して、従来よりも短いリードタイムで日本各地からアジア域内主要都市に配達できる新商品の発売を開始し、エクスプレス輸送の競争力強化に努めた。

国際線貨物輸送重量は27万2000トン(45.6%増)で、国際線郵便輸送の重量は1万トン(11.6%増)、売上高14億円(9.7%減)。

国内線貨物は、国際線への接続貨物が伸びており、輸送重量の底上げに寄与しているが、需給適合による国内線運航機材の小型化に伴い貨物搭載可能スペースが減少し、天候の影響で北海道発の生鮮貨物が低調だった。

貨物輸送重量は21万9000トン(4.4%減)、国内線郵便輸送の重量は1万4000トン(9.3%減)、売上高16億円(4.2%減)。

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