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全日空/国内貨物4.6%減、国際貨物34%減

2010年01月29日/3PL・物流企業

全日本空輸が1月29日に発表した2010年3月期第3四半期業績によると、国内線貨物の売上高は244億円、国際線貨物は390億円だった。

国内線貨物は、前年度下半期以降の景気低迷に伴う機材小型化によって生産量減となる中、沖縄発着便を中心に「ゆうパック」を含む宅配貨物需要は堅調に推移したが、一般混載貨物の需要が低調に推移したことなどにより、輸送重量は前年同期を下回った。

国内線貨物輸送重量は35万2000トン(3.7%減)、売上高は244億円(4.6%減)だった。国内線郵便輸送重量は2万5000トン(13.9%減)、売上高は26億円(11.5%減)だった。

国際線貨物は、前年度下半期から続いている世界的な景気低迷により航空貨物需要が伸び悩んでいたが、9月以降は前年同月実績を上回るまでに回復。中国の内需刺激策を受け液晶関連部材や電子部品などの荷動きが回復した結果、中国路線やソウル、台北等のアジア路線における輸送需要が回復したほか、自動車部材を中心に北米・欧州向けの輸送需要も回復したことにより、輸送重量は前年同期を上回ったが、単価は回復基調にあるものの前年度を下回る水準で推移した。

貨物便ネットワークは、低需要貨物便の減便を行い、収支改善に努める一方、需要の高い成田発貨物便の増便を図るとともに、中国・アジア方面における充実したネットワークの特徴を活かしつつ、突発的な需要に対応した臨時便を積極的に設定することで、需要回復が著しい中国を中心とした貨物の取り込みを図った。

国際線貨物輸送重量は30万3000トン(6.4%増)。売上高は、価格競争の激化や燃油特別付加運賃の値下げにともなう単価下落の影響などにより、390億円(34.1%減)だった。国際線郵便輸送重量は1万5000トン(13.1%増)だったが、売上高は25億円(11.4%減)だった。

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