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遠州トラック/先行費用発生などで経常利益45%減

2009年11月06日/3PL・物流企業

遠州トラックが11月6日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は88億700万円(前年同期比9.8%減)、営業利益3億2600万円(32.6%減)、経常利益2億4400万円(45.3%減)、当期利益1億2200万円(25.7%減)となった。

第2四半期は東北地区での新規事業の立ち上げ、食品、流通関係貨物の取引拡大に注力した。しかし主力の化学品、自動車関連などの工業系貨物の取扱いが低迷。減収減益となった。利益面でも減収に加え、新規事業の先行費用の発生、営業外損益の悪化などで減益となったが、当期利益は減損損失の解消などで減益幅は縮小した。

部門別の売上状況は、物流事業の売上高が87億900万円(9.7%減)。内訳は輸送部門が58億500万円(11.2%減)、倉庫部門は29億300万円(6.4%減)とそれぞれ減少した。その他事業(不動産事業)は9700万円(20.7%減)だった。

今後は6月に稼動した福島営業所の業績が下期にフルに寄与すること、厚木市で生活協同組合連合会ユーコープ事業連合の新規業務を下期に予定していることなどで、連結売上高は過去最高を見込む。また立上費用の早期吸収、配車効率の改善、保管貨物の獲得などを推進する。

通期は売上高192億円(3.7%増)、営業利益8億7000万円(4.7%減)、経常利益7億4000万円(13.2%減)、当期利益4億円を見込んでいる。

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