バンテックが11月10日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は518億2900万円(前年同期比35.7%減)、営業利益9億800万円(68.8%減)、経常利益9億9800万円(68.5%減)、当期利益7億5800万円(63.2%減)となった。
各事業別の概況は、国内物流事業で主要顧客の自動車生産台数、輸出船積台数に回復基調が見えてきたが、本格的な回復には至らず厳しい状況で推移した。売上高は30.0%減の341億1600万円、営業利益は大幅な減収の影響で95.0%減の9200万円となった。
国際物流事業は、日本発着航空貨物が回復傾向にあるものの未だ不安定で低水準で推移。欧米での輸送需要低迷の影響も受けたため、売上高は43.8%減の160億9900万円、営業利益は販売管理費の削減を図ったが、17.0%減の7億7000万円となった。
その他の事業は重量物の運搬、設備機械の解体撤去作業、企業向け引越事業などのの拡販に努めたが、受注が減少し、売上高は50.3%減の16億1400万円、営業利益は58.4%減の4 400万円となった。
通期は売上高1200億円(14.4%減)、営業利益40億円(90.1%増)、経常利益40億円(64.2%増)、当期利益20億円(451.1%増)を見込んでいる。