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バンテック/売上4割減、3億6200万円の営業赤字

2009年08月06日/3PL・物流企業

バンテックが8月6日発表した2010年3月期第1四半期の業績によると、売上高は239億5500万円(前年同期比39.9%減)、営業損失3億6200万円(前期は13億2500万円の営業利益)、経常損失2億8900万円(14億100万円の経常利益)、当期損失1億2500万円(8億600万円の当期利益)となった。

ことし4月1日の中核会社3社の統合を機に、合理化の徹底によるグループ全体にわたるコスト削減や収益構造・営業体制の抜本的見直しなどによる大胆な構造改革を推進した。国内物流事業では、自動車業界での生産台数などの減少や、国際物流事業での欧米向け輸出貨物の低迷継続などが響き減収となった。

営業損益では、合理化による固定費・変動費の削減に取り組んだが、大幅な減収の影響により、前年同期に比べ16億8800万円減益の赤字となった。経常損益については、16億9000万円減益の赤字、当期損益については、特別利益として訴訟和解金などがあったが、9億3100万円減益の赤字となった。

セグメント別にみると、国内物流事業については、既存主要顧客の自動車生産台数と輸出船積台数が、前期第4四半期後、回復の兆しも見えてきたが、低水準に推移した。その結果、同事業の売上高は、80億4400万円(33.8%)減の157億8000万円、営業損益については、大幅な減収影響により、13億9700万円減の、5億5400万円の赤字となった。

国際物流事業については、日本発着航空貨物が前期第4四半期後に回復しつつあるが、依然低水準に推移したうえ、景気後退を背景とした欧米での貨物量減少の影響を受けた。その結果、同事業の売上高は、68億6300万円(48.1%減)の73億9300万円、営業利益については、販売管理費の削減を図り、2億6100万円(56.4%)減の2億200万円となった。

通期の業績予想は、売上高1200億円、営業利益40億円、経常利益40億円、当期利益20億円の見通し。

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