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バンテック/3月期売上高13.4%減、経常利益70%減

2009年05月13日/決算

バンテック(旧バンテック・グループ・ホールディングス)が5月13日に発表した2009年3月期決算によると、売上高は1402億6300万円(前年同期比13.4%減)、営業利益21億400万円(70.0%減)、経常利益24億3600万円(67.2%減)、当期利益3億6200万円(92.0%減)となった。

同社は4月1日付で旧バンテック、バンテック・ワールド・トランスポートが合併しバンテックとして再スタートした。同期の成績は、3月24日発表の業績予測に対し、売上高は達成率0.2%増、営業利益23.8%増、経常利益16.0%増と計画をクリアしたが、当期利益のみ39.5%減だった。

部門別の概況は、国内物流事業で飲料関連の輸送量は比較的堅調だったが、既存主要顧客の自動車生産台数と輸出船積台数の昨年11月よりの急激・大幅な調整が続き、その影響を運輸部門を中心に受けた。売上高は12.1%減収の833億4200万円、営業利益は自動車部品物流に係る固定費負担の影響などにより、82.6%減の6億5400万円となった。

国際物流事業は、中国での電機関連、マレーシアなどでの電子・自動車部品、台湾での電子部品などが比較的堅調だったが、10月頃より貨物量が減少し、日本発着航空貨物の下期の物量減、米州の不振などが影響し、売上高は15.5%減の514億2700万円、営業利益は販売管理費の圧縮を図ったが、減収の影響で53.8%減の14億700万円となった。

その他の事業は、重量物の運搬、設備機械の解体撤去作業、企業向け引越事業などの拡大に努めたが、売上高は11.4%減の54億9300万円、営業利益は減収と企業間競争により、78.1%減の4300万円となった。

来期はバンテックグループ中期経営計画(2008-2010)の計画目標達成は困難な状況で、売上高1200億円(14.4%減)、営業利益40億円(90.1%増)、経常利益40億円(64.2%増)、当期利益20億円(451.1%増)の見通し。

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