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住友化学、東洋紡績/敦賀事業所の帰り便利用で、共同物流開始

2009年12月17日/SCM・経営

住友化学は12月17日、東洋紡績との共同物流を実施を決めたと発表した。12月出荷分から開始した。東洋紡績はこの共同物流で65トン/年の物流関連のCO2排出量削減を見込んでいる。

住友化学は、千葉工場で製造する合成樹脂を東洋紡績の敦賀事業所へ専用の20フィートコンテナで輸送していた。

一方、東洋紡績は、フィルム製品を敦賀事業所から川越市の拠点にトラック輸送していた。住友化学は、4月からJR貨物の南福井駅と敦賀港駅の列車輸送が休止されるため、JR貨物に地盤改良と大型荷役機械の導入など、大型のISOコンテナ(20フィート)の取扱体制の整備を要請。

これで東洋紡績向けに、専用コンテナから大型コンテナへの輸送形態が移行できたため、東洋紡績の敦賀事業所から川越市までのフィルム製品輸送を東洋紡績向けの帰り便を使用して行うことにしたもの。

帰り便ではトラック輸送分の約5割を輸送し、この輸送比率は順次拡大させる。この取組では敦賀港ORSを活用し、地域活性化にも貢献するとしている。

住友化学は、名古屋南貨物駅など各地への輸送もISOコンテナを活用し、モーダルシフトと輸送単位の大型化を推進する。

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