東レは12月21日、東燃ゼネラル石油の子会社である東燃機能膜に対する出資契約書を締結したと発表した。
リチウムイオン電池用バッテリーセパレーターフィルム(BSF)事業の合弁会社を設立するのが目的。
今後は、東レが保有する次世代BSF技術を導出するとともに、フィルム生産・開発技術とグローバル・オペレーション体制を活かすことによって相乗効果を発揮し、BSF事業の収益拡大と競争力強化を図る。
東レはBSF事業の経営にあたり、市場の拡大に対応した国内外の工場の増設や、競争力強化のための研究開発コストの資金需要に迅速に対応する。同社が600億円(予定)を出資し、東燃機能膜の持分比率半々の合弁会社とする。
合弁会社の概要
名称:東レ東燃機能膜 (現 東燃機能膜)
所在地:栃木県那須塩原市
代表者:未定(2010年1月に決定予定)
事業内容:BSFの開発・製造・販売
資本金:3億100万円(合弁開始時見通し)
設立時期:2010年1月予定
合弁開始時期:2010年1月予定