LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日立物流/「世界的景気停滞は他社との差別化と当社発展の好機」

2010年01月03日/3PL・物流企業

日立物流の鈴木登夫社長は年頭挨拶で「世界的景気停滞を他社との差別化と当社発展の好機と捉え」、ことしの指針を「新たな出発、蒼天を目指す」とした

さらに、グローバル物流の拡大、グリーンロジスティクスの推進、ブランド価値の更なる向上の3つの方針を掲げて挑戦するとしている。

グローバル物流の拡大では、昨年4月に中国河南省鄭州市に中国現地企業2社との合弁会社・河南新.日立物流を設立、10月には米国インディアナ州のJPH社をグループ会社化した。

これで、欧州チェコのESA社と併せ、世界の3極で輸送会社をグループ内に持ち、国内では内田洋行の物流子会社をグループ会社化するなど、活発な拠点拡充を図っている。

不況下にもかかわらず、グローバル3PLの潜在的ニーズは高まっており、営業だけでなく国内外各社はこれら新規参入会社とのシナジーを活かして、高度な物流サービスを積極的に提案し、受注拡大を図っていく。

グリーンロジスティクスの推進は、各業界ごとの「プラットフォーム事業」をすすめることで、輸配送車両・輸送回数の軽減を実現するもので、医薬品やトイレタリー、昨年は化粧品、オフィス什器、シューズなどの分野にも拡大の見通しがつき、今後はプラットフォーム事業のみならず、各種活動を多くの事業分野に拡大し、「グリーンロジスティクスの日立物流」として一層の他社との差別化を図りたいとしている。

ブランド価値の更なる向上は、ことし創業60周年に当たり、ブランド価値を更に高めていくことが使命であり、改めて顧客第一主義を肝に銘じ、「良質なサービスを通じて豊かな社会づくりに貢献する」という企業理念を再確認し、次の60年に向けて出発する。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース