丸運が2月2日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は360億5900万円（前年同期比12.0％減）、営業利益9億4800万円（24.8％減）、経常利益9億6400万円（23.1％減）、当期利益7億8200万円（17.2％増）となった。
第3四半期の一般貨物輸送・倉庫部門（昨年10月の機構改革で鉄道利用運送部門を統合）は、最悪期は脱したものの回復は緩やかで、輸送量・保管量が低調に推移した。第3四半期から加わった鉄道利用運送も自然災害などによる輸送障害の影響もあり、売上高は202億1600万円（12.6％減）となった。
液体輸送部門は、エネルギー転換の進行などでガソリンなど石油製品や化成品の輸送量が減少し、売上高は125億2200万円（11.1％減）だった。
国際輸送部門は、電子材料、非鉄金属などの航空輸出貨物に回復傾向が見られたが、全般的に回復の足取りは遅く売上高は29億9800万円（13.0％減）となった。
通期は売上高480億円（9.4％減）、営業利益11億5000万円（18.8％減）、経常利益11億5000万円（18.0％減）、当期利益8億5000万円（14.9％増）を見込んでいる。
