LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

タカセ/全般的な貨物量減少で営業利益32.4%減

2010年02月05日/3PL・物流企業

タカセが2月5日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は74億7600万円(前年同期比13.0%減)、営業利益3億4300万円(32.4%減)、経常利益3億5100万円(37.3%減)、当期利益2億300万円(38.5%減)となった。

主力の国内物流事業では、2008年後半からの教育関連物流業務での取扱拡大による増収があった一方で、音楽映像分野のメーカー商品業務など全体的に取扱物量が低迷。また、国際物流事業では、シンガポール現地法人の2008年9月からの事業停止による減収のほか、輸出・輸入や取扱地域を問わず、全般的に貨物の取扱量が減少した。

営業費用は、作業部門の運営体制改善や、業務量に応じた人員投入と作業効率向上、賃貸倉庫の一部返却、運送事業分野での不採算業務の効率化などのコスト改善を推進。残業の削減など経費削減に取組んだが、営業利益は減収によるマイナスをカバーすることができなかった。

第3四半期の輸出物流部門は、特に米国向け輸出が減少し売上高は24.1%減の3億8200万円だった。

輸入物流部門は、シンガポール現地法人の事業停止による減収のほか、全般的に輸入貨物を取扱う主要顧客の業務量が減少。海外産品の国内保管と作業取扱数量が大きく縮小し、売上高は33.3%減の15億4100万円と大幅な減収となった

国内物流部門は、2008年後半からの教育関連分野の物流業務取扱拡大による増収があった一方、取扱物量が低調に推移し、音楽映像商品物流分野のメーカー商品取扱数量が伸び悩み、売上高は3.9%減の55億2600万円にとどまった。

通期は売上高102億円(9.2%減)、営業利益3億円(47.7%減)、経常利益3億円(51.5%減)、当期利益1億6000万円(35.6%減)を見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース