LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

タカセ/音楽ソフト商品など不振で売上高15.6%減

2009年02月10日/物流施設

タカセが2月9日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は85億9200万円(前年同期比15.6%減)、営業利益5億800万円(21.5%減)、経常利益5億6000万円(8.4%減)、当期利益3億3100万円(1.8%減)の減収減益となった。

輸出物流部門は、シンガポール現地法人の事業停止で減収となったほか、米国向け輸出や香港などアジア向け輸出が減少。売上高は5億300万円。輸入物流部門は、輸入貨物を取扱う主要顧客の業務量が伸びず23億1100万円にとどまった。

国内物流部門は、特定顧客の機械工具類取扱業務が減少し、情報配信拡大などで主力の音楽産業全体の市場規模が縮小傾向となり、メーカー商品の取扱数量が伸び悩んだ。また各顧客の国内業務の物量が計画を下回り、国内物流部門の売上高は57億5200万円となった。 

営業費用は、これまで進めてきた作業部門の運営体制改善や業務量に応じた人員投入と作業効率向上の徹底、運送事業分野での不採算業務の効率化などコスト改善を推進。パレット管理業務を自社運営に切替えたことで事業実施子会社が3月末に事業を停止し、5月末には品川営業所の賃借を終了するなど合理化に努めた。

また営業外収益に受取配当金7400万円を計上したこと、支払利息の軽減などで経常利益は5億6000万円。特別利益に投資有価証券売却益3300万円を計上する一方、特別損失にシンガポール現地法人の清算諸費用2400万円を計上したため、税金等調整前四半期純利益は5億7900万円だった。

通期の業績予測は売上高117億円(11.7%減)、営業利益5億2000万円(21.3%減)、経常利益5億7000万円(2.3%増)、当期利益3億4000万円(25.8%減)と減収減益が継続する見込み。

関連記事

決算に関する最新ニュース

最新ニュース