サッポロホールディングスは2月12日、新経営計画「サッポログループ経営計画2010年-2011年」を策定し、国内酒類事業では飲料事業などとのグループシナジーの活用、他社とのアライアンスも含めた範囲の拡大で、物流や調達などを効率化するとしている。
生産体制は、ビール工場での製造列の集約などを検討し生産効率を高める。並行して国際酒類事業では、今上期よりビールを輸出・販売し、今後の事業展開に向けたマーケティング戦略の立案、流通網の構築などを進める。このほか、ベトナム全土への事業拡大を目指し、生産拠点なども検討する。
飲料・食品事業では、調達、物流、商品開発などでグループシナジーを強化。ポッカとの協働シナジーを早期に実現するため、グループ全体で自販機事業の強化、商品の共同開発、生産体制の最適化、調達コストの削減、共同物流体制の構築を推進する。