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サッポロHD/習志野市の物流倉庫譲渡、譲渡損84億円

2010年11月30日/物流施設

サッポロホールディングスは11月30日、習志野市の物流倉庫を譲渡すると発表した。

譲渡物件は千葉県習志野市にあるサッポロビール京葉物流センターで、物流倉庫4棟、事務所棟など計8棟で土地面積は5万8070㎡、延床面積は3万1023㎡。

バブル全盛の1989年に、大量生産大量輸送の時代に合わせて建設したもので、1996年をピークにビール類の需要が多品種少量輸送になり、倉庫の扱い勝手が悪くなったことと、新たな物流網の再構築・最適化の戦略が整ってきたことから、今回の譲渡になった。

譲渡先はSPC(特別目的会社)で、譲渡価格は44億円。譲渡損が84億円になるが、同社では新しい物流スキームの構築で近い将来に損失はカバーでき、利益が出る体制になるとしている。

物件引渡し期日は12月22日の予定だが、同社では引き続いて新しい物流スキームが稼働するまでの期間、倉庫として利用する。

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