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東海汽船/売上高11%減、営業利益3.2倍

2010年02月15日/3PL・物流企業

東海汽船が2月12日に発表した2009年12月期決算によると、売上高は106億8900万円(前年同期比11.2%減)、営業利益2億8700万円(228.2%増)、経常利益3億3300万円(275.9%増)、当期利益2億2800万円(604.2%増)となった。

2009年12月期は、原油価格の低下のため燃料油価格変動調整金が減少し、売上高が減収となった。費用面では船舶燃料費が大幅に減少したため、営業利益が増益となった。経常利益も関連会社の持分法投資利益を計上し、大幅な増益を確保した。

主力の海運関連事業では、旅客部門で前半は大島の多客期である椿まつり期間中の天候が安定せず、旅客数が低迷。5月以降は天候も安定し、周年記念の企画商品・イベントの集客も好調に推移した。後半は最多客期の夏季の集客は好調だったが、9月以降は台風などの影響で旅客数が伸び悩み、全航路での年間旅客数は80万3000人(前期比で4000人減)にとどまった。

貨物部門では公共工事関連資材の輸送が減少し、貨物取扱量は全島で31万8000トン(5000トン減)となった。海運関連事業の売上高は、燃料油価格変動調整金の減少などで78億3800万円(12.9%減)、費用面では船舶燃料費が減少し、営業利益は8億2700万円(23.2%増)となった。

来期は売上高109億円(2.0%増)、営業利益3億3000万円(14.8%増)、経常利益2億9000万円(12.9%減)、当期利益1億2000万円(47.5%減)を見込んでいる。

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