モトローラは2月16日、Windows Mobileを搭載した業務用のモバイルコンピュータ「FR68」、「MC9500」を発表した。
また、昨年発売した「FR6076」を3G/HSDPA対応型とし、高速データ通信を可能にした。FR68は3月、MC9500は4月の発売予定で、いずれも価格はオープン価格。本体重量が280gと軽量なのも特徴の一つで営業、物流、流通などの使用環境を想定している。
FR68はアジア地域の顧客ニーズを反映して設計されたFRシリーズの新製品で、音声と高速データ接続を同時処理し3G/HSDPAに対応。1Dバーコードリーダーや3.2メガピクセルのカラーデジタルカメラを搭載し、無線LAN通信、Bluetooth、IrDA接続が可能。Windows Mobile 6.1オペレーティングシステムを採用しており、防塵・防滴性能はIP54に準拠。将来的には搭載したカメラで2Dバーコードを読み取れるようにする予定。
MC9500は、既存機種のMC9000シリーズをさらに改良したもので、運輸や物流、郵便や小包の配送、店舗直配などに向いた製品。キーパッドは交換式で4種類から選択でき、同社の製品としては初めてMobility Platform Architecture 2.0を採用した。
さらに、1次元レーザスキャナー、2次元イメージャーなど、様々なデータ取り込み機能を持ち、署名の取り込みや状況証明、配達証明が容易になる。このほか、無線LAN/Bluetoothによるデータ通信が可能で、IP67準拠のシーリング性能と1.8mからの落下に耐える対落下性能を持つ。動作温度はマイナス20℃-50℃。4月初旬からエンタープライズ・モビリティ・ビジネスの販売代理店から発売する。
