丸紅は2月16日、特例輸入申告制度に基づいた「特例輸入者」の承認を東京税関から取得したと発表した。
特例輸入申告制度は、コンプライアンスと貨物のセキュリティ管理に優れた者に認められる輸入通関に係る優遇制度で、特例輸入申告を行うことによって、輸入時の税関による書類審査や貨物検査率の軽減、輸入貨物の本邦到着前の輸入申告及び許可が可能となる制度。
この制度を利用することにより、通関に要する日数が従来よりも短縮されるなど、サプライ・チェーン・マネジメント上のメリットを享受する事が期待できる。
同社では、2007年11月には本制度の輸出版である「特定輸出者」の承認を得ているが、「特例輸入者」として承認された事により、輸出入ともに円滑で迅速な貨物デリバリーの可能性が広がり、益々高度化、多様化する国際物流への対応が可能となるとしている。
