シーネット、セル・ホールディングス、大連百易軟件有限公司の3社はことし1月に中国・大連市に合弁会社「達人物流信息服務（大連）有限公司」（略称は達人物流）を設立し、中国市場向けに物流コンサルテイング・アウトソーシングサービス、倉庫管理システムサービスを開始した。
新会社は、シーネットのASP/SaaS型倉庫管理システム「ProSaaS」とセル・ホールデイングスの物流コンサルティング、アウトソーシングのノウハウ、大連百易有限公司が保有する物流システム開発のリソースを融合して活用し、グローバルな荷主のニーズに対応する物流コンサルティング、人材育成、アウトソーシングサービスなどを展開する。合わせて大連市でIPC認可を受け、クラウドコンピュータサービスも展開する。
達人物流は、荷主の中国内販売や輸出入に伴う配送・流通加工業務、工場や保税区の倉庫管理業務などのニーズに柔軟かつ迅速に対応するとしている。既に大連、北京、天津など中国内の主要都市で現地の日系・中国系の倉庫、運輸会社、物流コンサル会社と提携し事業を展開中。
達人物流は初年度に約10社からの受注獲得を目指し、受注第1号となる日系大手部品メーカーの香港拠点が3月からサービスを利用する。
