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新日本製薬/佐川のCO2排出権付き飛脚宅配便導入

2010年03月19日/CSR

佐川急便と新日本製薬は3月19日、すべての通販商品配送時に佐川急便が提供する「CO2排出権付き飛脚宅配便」を導入することで合意したと発表した。

通信販売事業者(新日本製薬)と宅配便事業者(佐川急便)の両社がCO2排出権購入費をそれぞれ負担することで、日本が削減しなければならない温室効果ガスの「マイナス6%」に貢献する。3月21日配送分からスタートし、佐川急便が購入したCO2排出権がすべて引き当てられ次第終了する。

「CO2排出権付き飛脚宅配便」は一般生活者に身近な宅配便を通じ、京都議定書で定められた日本の温室効果ガス排出削減目標である「マイナス6%」に貢献できる業界初のサービスとして佐川急便が開発した。

三井住友銀行を通じ、国連で承認された温室効果ガス削減プロジェクトによるCO2排出権(1万トン)を佐川急便が購入し(購入先:インド・タミル地方風力発電プロジェクト)、2008年に通信販売事業者向けに商品化した。これまでに、11万6000個の取り扱い実績があり、CO2排出権95トンを日本政府に譲渡している。

新日本製薬の通信販売で購入された商品のすべてが、「CO2排出権付き飛脚宅配便」で購入者に佐川急便が配達する。

商品配送1個につき、新日本製薬が2円、佐川急便が1円をそれぞれ負担する。

合計1149グラム(3円相当量)のCO2排出権を、佐川急便から日本政府に無償譲渡する。譲渡されたCO2排出権は、京都議定書で日本が削減しなければならない温室効果ガスの「マイナス6%」分にカウントされる。

 

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