三菱重工業は4月7日、米国アーカンソー州に風力発電設備の組立工場を建設すると発表した。
風力発電設備の中核機器であるナセルを生産し、当面の生産能力は年間約60万kwで、生産開始は2011年後半。
新工場は、アーカンソー州第2の都市であるフォートスミス市に建設する。すでに工場用地となる敷地約36万㎡を確保しており、年内には着工する予定だ。当初の従業員数は300人規模となる見通し。
同社の主力大型機種である2400kW風車を年間約250基生産する。その後段階的に生産量を拡大していく。今後需要の伸長が予想される低風速域向け長翼機種の投入なども検討する。
