富士物流が4月27日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は346億5400万円（前年同期比10.6％減）、営業利益5億7900万円（2.9％増）、経常利益5億3100万円（3.4％増）、当期利益1億7500万円（69.6％増）となった。
一般顧客向けの売上高は174億2100万円（11.2％減）となった。前期から精密機器関連の3PL業務を開始したほか、エレベーターなどと化粧品通販関連の取扱いは増加したが、工業用ミシンなどの取扱高が落ち込み、既存顧客の荷動きも全般的に低調だった。
富士電機グループ向けの売上高は172億3300万円（9.9％減）。発電変電プラントの取扱は堅調だったが、半導体やインバータなどの取扱高は低調だった。利益面では緊急損益改善委員会を立ち上げ、経費削減や固定費の圧縮に取組み、営業利益は増益となった。
来期は売上高350億円（1.0％増）、営業利益6億5000万円（12.2％増）、経常利益6億3000万円（18.6％増）、当期利益2億5000万円（42.5％増）を見込んでいる。
