トヨタ自動車は5月11日、グローバルで最適な供給体制を構築するため中国やインドには、現地生産を拡大し、市場が成熟化している先進国では、市場構造変化にあわせた生産車種の見直しと為替変動に強いフレキシブルで効率的な生産体制の構築を進めると発表した。
日本では、現状の国内の生産体制を抜本的に見直しを行なうとして、国内生産モデルの抜本的な見直しを行い、輸出量産車は「需要ある地域での生産」を基本に、国内は「新技術、新コンセプト、新工法への取り組み」を中心としたモデルを生産する。
需要変動が吸収できるように、モノコック、フレームの混流生産ラインの設置、各工場、各ラインの位置付け、役割、分担を明確にし、同一プラットフォームを中心とした生産体制に、移行する。
国内の生産設備は、現状の生産レベルは維持しながら、工場・ラインごとの繁閑差を是正し、より効率的な生産体制を実現するとしている。
北米では、開発から生産準備、生産にいたる自立化を推進と、将来的には、ハイブリッド車やコンパクト車など北米需要の動向を踏まえた生産体制に見直していく。
欧州の生産体制は、商品動向を見極めながら検討していく予定。
