曙ブレーキ工業／革命的なコスト削減で、ロジスティクスも見直し

曙ブレーキ工業は5月7日に発表した平成20年3月期決算の次期の見通しで、北米では、ケンタッキー州の生産拠点の集約（3拠点→2拠点）、ロジスティクスの効率化などの中期計画を進めるとしている。
さらに、対処すべき課題では、日本での現在の喫緊の課題は革命的なコスト削減と位置づけ、共通化・標準化の展開を引き続き行うと共に、更なる原価低減策として生産拠点の再編、基幹部品の内製化、ロジスティクスの見直し、調達の合理化、間接部門の合理化を進める。
また、生産拠点の再編では、東日本と西日本の地域に分け更なる集約化・効率化を図り、基幹部品の内製化で、従来、外部から調達していたディスクブレーキの基幹部品である鋳物を平成20年から館林鋳造所で内製化し、徐々に内製化比率を上げていくことで市場動向に左右されない安定した調達と合理化につなげるとしている。