丸紅は5月11日、フランスのセナリアユニオン社と、穀物取扱いに関する提携合意書を締結し、欧州最大の穀物港であるルーアンからのフランス産穀物輸出の拡大のため、協力関係を構築することで合意した。
セナリアユニオン社は欧州先物取引所の指定倉庫で、ヨーロッパ最大のサイロ(保管能力80万トン)を保有する港湾荷役会社。丸紅は今回の提携で、フランス内陸部からの穀物集荷、サイロ保管、輸出までを行い、競争力のある穀物の取扱いを行う。
また、アジア、北アフリカ、中東へのフランス産穀物の販売拡大を目指す。このため、市場拡大のための共同マーケティング、販売拡大のための合弁会社の設立、取扱数量60万トンの達成など各施策を協議する。