オーナミが5月3日に発表した2010年3月期決算によると、売上高は82億8100万円（前期比21.3％減）、営業利益1億9400万円（61.9％減）、経常利益2億400万円（59.2％減）、当期利益1億1700万円（58.3％減）となった。
2010年3月期の倉庫業、港湾荷役作業は、国内鉄鋼需要の低迷により堺事業所倉庫における鋼管、厚板などの入出庫量が減少した。各種照明塔据付作業、船舶用エンジンなどの船舶への積込作業を受注するなどしたが、全般的に受注が減少し売上高は32億8000万円(23.5％減)となった。
陸上輸送業は、橋梁、シールドの輸送を安定的に受注。一方で製造業の減産による陸運業界の荷動きの減少や、コンプライアンス規制強化が影響し売上高は22億3600万円(9.7％減)となった。
海上輸送業は、2隻の自社船を使った受注拡大を目指し、営業力強化による帰り荷の獲得に傾注したが、国内輸送の競争激化で売上高は21億6100万円(23.2％減)となった。
梱包業は、自動車向けプレス機器輸出梱包、若狭梱包センターにおける研磨機用定盤の梱包作業が激減し、売上高は3億1800万円(31.3％減)となった。
来期は売上高94億円（13.5％増）、営業利益3億5000万円（79.8％増）、経常利益3億2000万円（56.4％増）、当期利益1億6500万円（40.1％増）を見込んでいる。
