LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

オーナミ/競争激化で営業利益71%減

2009年11月10日/3PL・物流企業

オーナミが11月10日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は41億5200万円(前年同期比20.4%減)、営業利益6500万円(71.0%減)、経常利益6400万円(70.8%減)、当期利益3500万円(69.2%減)となった。

今年3月にはJFE商事造船加工の構内に向島西事務所を設置、作業体制の確立を進め、7月には大阪地区の一般港湾運送事業の許可を取得。受注拡大に向けた取組を行った。北関東地区では陸運ネットワークの拡大に向けた新規顧客獲得を進めた。

事業別の概況は、倉庫業、港湾荷役業は、国内鉄鋼需要が低迷し鋼管、厚板、ステンレス線材などの倉庫入庫量が減少。プラント機器類の水切り横持作業、各種照明塔やクレーンの据付作業を受注するなど営業活動に努力したが、大型機器類の受注が減少し売上高は16億4400万円(20.4%減)となった。

陸運業は、北関東地区の新規顧客獲得で真空バルブや建設機械の加工品の輸送を受注したが、公共投資の抑制、製造業の生産調整による陸運業界全体のマーケット縮小などで売上高は10億9000万円(13.9%減)だった。

海運業は、受注拡大に向け2船の自社船を日立造船グループ内外に積極的にPRし、営業努力を続けたが、陸運業と同様に海運業全体のマーケット縮小により、限られた荷物を海運会社同士が奪い合う奪戦となったため、売上高は11億500万円(21.9%減)だった。

梱包業は、自動車向けプレス機器輸出梱包、若狭梱包センターにおける研磨機用定盤の梱包作業が激減し、売上高は1億7300万円(23.2%減)となった。

通期は売上高91億円(13.6%減)、営業利益2億6000万円(49.1%減)、経常利益2億3000万円(54.2%減)、当期利益1億2000万円(57.5%減)を見込んでいる。

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース