モトローラは5月26日、HD高画質対応IP-STB「VIP2060」が、6月2日からKDDIが提供を開始するauひかりのビデオ・チャンネルサービス利用ユーザー向け「HD-STB」に採用されることになったと発表した。
auひかりは、最大1Gbpsのプランも提供する超高速光通信ブロードバンド。モトローラのVIP2060は、500GBのハードディスクを搭載した、柔軟性の高いDVR（デジタル・ビデオ・レコーダ）型セットトップボックスだ。
auひかりユーザーは、FTTH（FiberToTheHome）回線上に配信されるIP多チャンネル放送だけでなく、アンテナを接続することにより、地上デジタル・BS・110度CSデジタル放送も受信・録画することができるようになる。
日本の放送基準であるISDB-TおよびISDB-Sに対応した初の製品であるVIP2060は、ダブル録画、タイムシフト視聴、追いかけ再生、トリックプレイなどの高度な録画機能とともに、MPEG-2やH.264ビデオのトランスコード圧縮機能により録画番組の効率的な保存が可能になる。
モトローラのVIP2060は、2008年秋に発表した「auBOX」に提供されたVIP1830の先進機能を継承し、ビデオ・オン・デマンド機能、音楽配信にも対応。テレビ画面上でコンテンツ視聴ができるだけでなく、au携帯電話に転送することで、コンテンツを手軽に持ち運ぶことが可能だ。また、IP多チャンネル放送、地デジ/BSデジタル/110度CSデジタル放送を網羅した番組表（EPG）を提供し、すべての放送を横断してフリーワードやキーワード検索、録画を行うことができる。
