ヤマト運輸は6月10日、海外向け宅配便「国際宅急便」を価格体系も含めてリニューアルするとともに、シンガポールと上海でも国際宅急便を発売すると発表した。
リニューアル内容は、日本発の国際宅急便を安価に各国・地域間の輸送を利用できる商品にするもので、6月14日に開始する。
日本からアジア地域に1kgの書類パックの料金は、950円（従来1600円）、オセアニア・北米・中米が1200円（2200円）、ヨーロッパ・中東1500円（2500円）、アフリカ・南米・その他1700円（3400円）は、大幅に値下げしている。（直営店への持込は100円引き）
＜新料金体系＞
料金体系は従来と変わらず6サイズと書類パックサイズで、仕向地帯は4区分。航空燃料割増金はかからない。
海外200カ国に対応し、宅急便ネットワークと協力会社ネットワーク(国際パーセルサービス)を利用して届ける。
なお、シンガポールとの国際宅急便は6月14日から、上海では今秋にサービスを開始する予定。
台湾では2008年に日本向け国際宅急便を発売しており、日本同様にリニューアルする。今後はアジア圏の宅急便などの展開に併せ、対象地域を拡大し、翌日配達や冷蔵冷凍対応など利便性の高いサービスを開発する。
