帝人は6月21日、オランダのグループ会社、テイジン・アラミドB.V.が一部を休止していたパラ系アラミド繊維「トワロン」の製糸ラインを、第3四半期(10~12月)をめどに全生産ラインを再稼働すると発表した。
オランダの生産ラインは世界経済危機の影響から在庫調整が続いたため、2008年10月以降一部を休止していたが、アラミド繊維市場は2009年後半から自動車用途を中心に回復した。
光ファイバーケーブルの補強材などの需要も増加しているため、テイジン・アラミドB.V.では今年度以降も市場は堅調と予測し再稼働を決めた。