帝人ファイバーと住江織物は3月30日、自動車のシート材、天上材の製造販売を行う合弁会社「スミノエ テイジン テクノ」（仮称）の設立を発表した。
今回の合弁設立は、住江織物の海外事業部以外のカーシート事業と帝人ファイバーのカーシート向けファブリック事業（完全子会社の帝人テクロス、その完全子会社の尾張整染の全発行済株式の承継を含む）を統合して合弁とする。原糸から製品までの一体型による「グローバルNo.1カーシート・ファブリックメーカー」としての成長を目指す。
今回の設立は、情報の一元化と安定生産・安定収益の獲得が目的。企画・開発力、提案力、販売力を有する住江織物と、素材技術・加工技術を有する帝人グループが、カーメーカーと一体となり商品を開発する総合提案型のメーカーを目指す。今回の設立を契機に一層の経営効率化を推し進め、製造・販売一体型の自動車向けファブリックメーカーとして高収益事業構造を実現を目指す。
