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日本石油輸送/第1四半期、増収増益で通期業績予想を上方修正

2010年08月06日/決算

日本石油輸送が8月6日に発表した2011年3月期第1四半期決算によると、売上高72億200万円(前年同期比6.8%増)、営業利益1億2300万円(前期は1億円の損失)、経常利益1億9400万円(前期は5700万円の損失)、当期損失200万円(前期は8700万円の損失)となった。

鉄道輸送事業の売上高は34億2100万円(6.8%増)となった。鉄道輸送事業の内訳は次のとおり。

石油部門の輸送数量は141万キロリットル(7.2%増)となり、売上高は19億4500万円(同4.9%増)となった。4月に低温が続いたため、暖房用途として灯油の輸送が増加したほか、当期間を通じてガソリンや軽油の輸送も堅調に推移した。

化成品部門の売上高は5億3200万円(8.1%増)となった。景気回復に伴い国内輸送需要に改善がみられるなか、新規顧客開拓に向けISO(国際基準)コンテナを中心とした販売活動に注力した。

LNG(液化天然ガス)部門の売上高は4億4100万円(20.4%増)となった。暖房用途としての消費が伸び、都市ガス原料用の輸送が増加したほか、主要顧客の需要拡大を受け、産業用の輸送も堅調に推移した。

コンテナ部門の売上高は5億300万円(2.3%増)となった。天候不順により野菜類の輸送が減少したが、景気回復により化学工業品などの輸送が増加した。高断熱冷蔵コンテナ(スーパーUR)の販売強化に努め、輸送数量の拡大を図った。

自動車輸送事業の売上高は、37億8000万円(6.7%増)となった。石油部門は、一部の顧客において需要減がみられたが、全般的には灯油やガソリンなどの輸送が堅調に推移したため、輸送数量は前年並みとなった。高圧ガス部門は、電気機器・自動車関連などの製造業の生産拡大を受け、各輸送品目とも好調に推移した。化成品部門は、主要輸送品目の輸送数量が上向き、低迷が続いていた国内輸送需要に改善の兆しがでている。

通期業績予想は同日、売上高310億円(前年同期比0.4%減)、営業利益8億円(10.5%減)、経常利益8億5000万円(6.0%減)、当期利益5億5000万円(31.7%増)に上方修正された。

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