バンテックが8月6日に発表した2011年3月期第1四半期業績によると、売上高312億6800万円（前年同期比30.5％増）、営業利益12億円（前期は3億6200万円の営業損失）、経常利益12億4500万円（2億8900万円の経常損失）、当期利益5億6400万円（1億2500万円の当期損失）となった。
国内物流事業の売上高は、前年同期に比べ40億7800万円、24.6％増の206億4000万円、営業利益は12億7000万円増の7億500万円となった。既存主要顧客の自動車生産台数が増加するなか、特に輸出船積み台数が大きく増加したことから、グループの作業量が大幅に増加した。
国際物流事業の売上高は17億3500万円、42.7％増の57億9700万円、営業利益は、1600万円、6.9％減益の2億2100万円となった。前期に引き続き日本発着の航空貨物取扱量が回復しつつある一方、航空会社の路線見直し、減便等による輸送スペースの供給不足から航空運賃が上昇した。
海外物流事業の売上高は14億9900万円、45.0％増の48億3000万円、営業利益は、3億800万円増の2億7300万円。急激な航空貨物の落ち込みがあった前年同期に比べ、第1四半期においては特に中国と東南アジアを中心とした航空輸出貨物の取扱量が増加した。中国においては自動車生産台数や部品生産の増加にともなう自動車関連物流の伸びがあった。
通期の売上高は1260億円、営業利益60億円、経常利益60億円、当期利益30億円の見通し。
